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キャロウエイの「ビックバーサB21」の特徴と評価

クラブ情報

2020年、キャロウェイゴルフは、4年ぶりに「ビッグバーサ」を冠したドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンを発売しました。

 

キャロウェイの看板ネームでもある「ビッグバーサ」は初代発売以来、誰もがやさしく飛ばせるというコンセプトをキープしており、「ビッグバーサ」の名前が付けばやさしいというイメージが強いです。

 

4年ぶりの今作は「ビッグバーサB21」と名付けられ久々の登場となりました。

 

キャロウエイ「ビックバーサB21」の特徴と評価

 

「やさしく飛ばせる」というコンセプトに対するアプローチを、今作「ビッグバーサB21」では過剰なスピンを減らすことでスライスを抑制し、平均飛距離を伸ばすことにフォーカスしてきたようです。

 

キャッチコピーは「あばよスライス」と、スライサーに期待を抱かせるものになっています。

 

ラインナップはドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、そしてアイアンとなっています。

キャロウェイ「ビックバーサB21」ドライバーの特徴

今回の「ビックバーサB21ドライバー」にはキャロウェイが培ったすべてのテクノロジーをつぎ込んで、どのようにスイングしてもまっすぐにやさしく飛ばせるドライバーに仕上げました。

 

まず目を引くのが後方にやや張り出た三角形に近いヘッド形状です。

 

とはいうものの、ぽってりした感はなく、まっすぐターゲットに向けて構えやすい形状になっています。

 

これは低浅重心設計と一体となって最適な打ち出し角度とボール初速を実現するための形状であります。

 

フェースは新たにフラッシュフェースSS21という、より有効打点が拡がった新たなフェース設計にしています。

 

このSS21フェースとおなじみのジェイルブレイク構造により、フェース面の広いエリアで高初速を実現できます。

 

クラウン部分も新たにより軽量なT2Cトライアクシャルカーボンクラウンを採用しています。

 

このことにより余剰重量をドローバイアス、つまりヘッドが返りやすい性格付けをして、様々なスイングに対して常にフェースがまっすぐにインパクトを迎える構造にしています。

キャロウェイ「ビックバーサB21」ドライバーの評価

「やさしく」「飛ばせる」ことでは定評があるキャロウェイが、さらに「まっすぐ」にもこだわったインターナショナルモデルです。

 

頑固なスライスに悩むゴルファーはもちろん、フェアウェイキープの確率を上げたいゴルファーも試してみる価値はあります。

 

後ろに長めのヘッドでありながら、重心位置は低く、前方(浅く)設計されています。

 

ある程度のキャリアがあるゴルファーならクラブが自然にフェースターンしていく感覚を味わえると思います。

 

国内女子プロゴルファーの間で人気が出るかもしれません。

キャロウエイ「ビックバーサB21」フェアウエイウッドの特徴

ドライバーとほぼ同じテクノロジーを使用したB21フェアウェイウッドは後方に向かって薄くなるシャローバック形状を大胆に取り入れています。

 

投影面積は大きなヘッド形状になっています。

 

つかまりを重視した結果、グースネックとなり、振り遅れ気味でもしっかりインパクトが間に合う形状となりました。

 

ですが、ここは好き嫌いが分かれる部分になります。

しかし、フェースターンがうまく出来ない人や、ヘッドを押し出すようなスイングプレーンの人には方向性が改善される効果が期待できます。

 

ですので、セカンドOBを減らせる可能性が大きいです。

キャロウエイ「ビックバーサB21」UTの特徴

形状は従来のキャロウェイのユーティリティに比べて後方が丸みを帯びた、フェアウェイウッドに近い形状になっています。

 

これはより慣性モーメントを高めるために生み出されたものと思われます。

 

ヘッドのすわりが良く、安心してターゲットに構えやすくなっています。

 

クラウン部をカーボンにすることで余剰重量を生みだしました。

 

全体に少し大きめのヘッドながら内部のトウヒール両側の限度いっぱい後方にタングステンウェイトを埋め込むことでミスヒット時のヘッドのブレを抑制しています。

 

フェアウェイウッドと同様に大きめのオフセットをつけることで振り遅れても間に合うヘッドになっています。

キャロウエイ「ビックバーサB21」アイアンの特徴

キャロウェイの初期のモデルであり、やさしくて飛ぶという評価を不動のものにしたビッグバーサアイアン。

 

そのアイアンが現代版にリチューンしてよみがえらせたかのようなフォルムで登場しました。

 

大きめのオフセット、ホーゼルからネック周りをすっきりとさせてヘッドまでの距離をやや長くしています。

 

このことでフェースを返しやすくしてストレートから軽いドローボールが打ちやすくなっています。

 

これが、キャロウェイアイアンの最大の特徴です。

 

バックフェース側の中心部を低く削り、その分の余剰重量をトウ、ヒール側に振り分けることで左右方向に有効打点エリアを広げた「ノッチウエイティングシステム」を復活させました。

 

その削った中心部には新たに比重が重いタングステンを埋め込むという徹底した低重心構造です。

 

AIがデザインしたフラッシュフェースSS21を番手ごとに設計したことで、初代ビッグバーサアイアンと同じフォルムながら全番手で安定した飛距離とやさしさを飛躍的に向上させています。

キャロウエイ「ビックバーサB21」の特徴と評価のまとめ

各メーカーが「やさしさ」と「飛距離」を追求して様々な新機構を搭載しています。

 

その中で、キャロウェイの提案は「スライス、無駄なサイドスピンを減らして平均飛距離を伸ばす」ことであります。

 

やさしくて飛ぶという、キャロウェイゴルフの立ち位置を決定的なものにした「ビッグバーサ」でその提案を具体化させました。

 

現状でキャロウェイが所有しているやさしさと飛距離に関するほぼすべてのテクノロジーを搭載したことでもビッグバーサブランドに対する意気込みがわかると思います。

 

大きめのオフセットなど、米国人好みのフォルムではあり、好き嫌いが分かれるところでありますが、試打をしたゴルファーからは、評判通りという声も聞こえてきます。

 

ここ一番でスライスが出てしまう、スライサーはもちろん、右を怖がらずに打っていけることで、あらゆるレベルのゴルファーにマッチしたクラブになっていると思います。

 

是非一度試打することを願っています。

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