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欧米人は腕力や脚力などが強いですから、当然、我々日本人のスイングとは全然違います。

 

この差を埋めようとすれば、日本人は体全体を使わざるをえません。しかし、体を使えば動きは大きくなります。

石渡俊彦の筋力から見たスイングの違い。日本人と欧米人

動きが大きくなるほど誤差は生じやすいですから、どうしても精度の点でハンディを負うことになります。

 

体の大きな欧米人のプレーヤーが、我々が8番アイアンを打つ感じでロングアイアンを打てる裏には、こんな理由があります。

 

ロングアイアンについて言うと、そのへんの力の差が弾道の高さに出ています。欧米の選手はロフトどおりにボールが上がっていく。

 

スイング中に重心が左にズレないため、これが安定してできるのです。重心移動を大きく使う日本人選手の場合、重心を左にズラしながら打ちます。

 

これだと打ち込んだ場合には弾道が低くなり、ちょっとあおると上がって吹けてしまいます。

 

これはロングアイアンに限ったことではありません。意外に思うかもしれませんが、ショートアイアンでも違いが生じます。

 

一般的にアイアンの切れがいいと、ショートアイアンではビシッとバックスピンかかるイメージがあると思います。

 

でも欧米の選手は、スイングの切れはそのままに、クラブを左にシュッと抜くことでボールをフェースに乗せるように打ちます。

 

こうすることで、過度なスピンが抑えられ、ボールを落ちたところに止めることができます。

 

日本人選手はガツーンと打ってバックスピンをかけますが、かかりすぎてボールが戻ってしまうことがよくあります。

 

どちらがボールをコントロールできているかは明白です。こう見ると、ロングアイアンよりショートアイアンでスコアの差が出ている気がします。

石渡俊彦のスイングで大切なのは筋力よりもしなやかさ

欧米人と日本人では、筋肉の質にも違いがあります。ボクは、かつて日本ツアーでシード選手として戦っていたフィジー出身のD・チャンド選手の筋肉を触ったことがあるのですが、まるでお餅みたいな厚みと弾力がありました。

 

日本人の筋肉しか知らなかったボクにとっては、こんな筋肉があるんだ、という感じ。

 

日本人はどちらかというと薄くてスルメが重なったような筋肉なんです。

 

でも、だからといって悲観することはありません。ゴルフには筋肉以上に必要なものがあります。

 

プロゴルファーにマッチョ体型の人がいないのを見ても、それは明らかです。

これは競技の特性。ゴルフでは筋肉隆々の体を必要としていないのです。

 

何が必要なのかといえば、しなやかさ。ゴルファーに求められるのは、ダンサーのようにしなやかで強い体です。

 

たとえばアニカ・ソレンスタムのバックスイングは股関節にベアリングが入っているんじゃないかと思うほどしなやかで、腰周りがとても安定していました。

 

安定感を出そうとすると誰もが力んでしまうのですが、アニカの場合はスッと立っただけで安定できていた。

 

ドッシリという表現はあてはまらず、スッと立っただけで安定していたのです。これはどんどん無駄が省かれて、必要なところにだけ力が入っているということ。

 

こうなると体をねじらずに面の入れ替えだけで打つことができる。体をめいっぱいしなやかに使えるのです。

石渡俊彦のインパクトからフォローで左腕を「抜く」

欧米人は腕っぷしが強いので、腕の力で切れのあるスイングができます。日本人はそれほど腕力がないので、体のターンや左腕を上手く使う必要があります。

 

体を切れよく回すには股関節を使いますが、簡単にはできません。時間のないアマチュアは、肩甲骨を含めた腕、特に左腕の使い方をマスターするのがやさしいでしょう。

 

ポイントはインパクトからフォローで左腕を「抜く」こと。

 

居合抜きで刀を抜くのと同じ動きで、これを左の肩甲骨を背骨に近づけるのです。

 

この動きを内転といいますが、この時に菱形筋、双ぼう筋といった肩甲骨まわりの筋肉が縮みます。反対に大胸筋、前胸筋などの胸の筋肉はストレッチされます。

 

この場合、エンジンは後ろにあります。筋肉は縮まることが能動で、伸びるのは受動だからです。

 

この動きに対して肩を外側にひねる動作(外転)も入ります。

 

つまり「抜き」の動作をすると、まず左の肩甲骨が内転、それから左肩の外転という順番で入ってくるわけ
です。

 

さらに言えば、肩甲骨の内転、肩関節の外転、外旋、ヒジの屈曲、手首の背屈という動きも行われます。

 

ですから、肩甲骨だけでなく、それにかかわる上肢帯が連動する柔軟性が必要となります。それでも、体幹や股関節で切れを出すより、少ない労力でできると思います。

 

エンジンを大きくするのがトレーニングで、ブレーキを解除しやすくするのがストレッチ。

 

プロは両方をやらなければいけませんが、アマチュアの場合、ブレーキをかけたままアクセルを踏んでいる状態の人が多いので、まずストレッチでブレーキを解除したほうがいい。

 

同じ筋力を使うにしても、簡単にヘッドスピードが出るようになります.

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石渡俊彦のスイングを整える歩き方

歩き方でスイングを整える方法、ありますよ。歩くリズムとか歩幅で、スイングのリズムを整えることができます。

 

あとは体のねじれを歩きながら直すこともできます。

 

歩くときに大事なのは、かかとの外側から入って(着いて)、最後は親指の内側に抜けていくこと。

 

これが骨盤が歪んでいる・・動かない・・もしくは大腿骨頭の入り方がずれている・・と、たとえば外側から着いて外側に抜けるとかになります。

 

そうなると足の外側だけがパンパンに張ったりするわけです。

 

歩くときの足裏の体重の抜け方が健康状態を示している、といってもいいんじゃないでしょうか。

 

正しく歩いたときに体重を感じられるかがポイント。骨格やアライメントがしっかりしていて、股関節の動く機能がしっかりしていないと正しいラインで体重を感じられないですね。

 

一般の人はできていない場合が多いかもしれません。靴のかかとって、大体外側から減るんですよ。

 

でも、足の裏を見たときに外側ばかり使っている、または歩いたとき普段と違うところが張ってくるというのは、明らかに身体の状態がよくないです。

 

歪んでいるというか、正しく使えていないわけで、それ自体がスイングに影響するんです。

石渡俊彦の正しいラインで歩く

正しいラインで歩ける人は、ランニングをしてもトレーニング効果が上がります。

 

ところがそのラインで体重移動できないと、ランニングをしても筋肉のバランスを崩してしまいます。

 

走ったら腰の筋肉が張ったとか、足の外側が張ったというのはまさにその症状で、当然スイングにとってはマイナスになります。

 

ただ、この歩き方はモデルさんの歩き方とは違います。モデルさんは1本の線の上を歩いていく。

 

あれはきれいに見せることに特化しています。

 

人間は二足歩行ですから、基本的に軸は2つあるあけですよ。つまり二本の直線上を歩けるかどうか。

 

立った時に肩幅と等幅の二本の線上を真っすぐに歩く。間違った歩き方をしていると身体にとってマイナスになってしまいます。

 

歩幅は年齢とともに狭くなります。歩幅が狭くなるということは、スイング中の重心移動の幅が狭くなることを意味します。

 

なぜ股関節のストレッチを重要視するかといえば、歩幅を広げたいからです。広げればウエイトシフトを大きな幅でできるから飛ぶようになります。

 

つまり、正しく歩ければ飛ぶのです。

 

スイングのきれいな人は歩き方もきれいです。股関節も左右同等に固くなりません。

 

固さに差が出ると戦車と同じ。戦車は片方のキャタピラの動きが鈍くなるとどちらかに曲がってしまいます。

 

でも人間は意識があるから曲がるべき状況を修正しながら歩けるわけです。だからなんの支障もないわけですが、それでも身体の使い方としては偏っています。

石渡俊彦の左右均等で歩く

歩幅がまちまちということは、直径の違うタイヤをはいているようなもの。視覚があるから修正できるので、目をつぶって歩いたら真っすぐ歩けないと思いますね。

 

右に曲がるということは左足の歩幅が狭いということ。ということは左の股関節の動きが悪いのです。

 

左右均等の歩幅で歩くことが大事です。

 

一歩で1ヤードは結構な大股歩きです。無理な大きさはやめたほうがいい。そもそも自分の基準となる歩幅というのがあります。

 

飛ばすときとフェアウェイキープするときで、テークバックの大きさが変わるのと同じように、普段の歩幅と飛ばしたい時の歩幅は知っておいていいんじゃないですかね。

 

普段の歩幅は、自分の大腿骨頭からひざまで、大股で歩くときの歩幅は内股の長さ。これが目安になります。

 

次のティショットを飛ばしたい時はグリーンからティグラウンドまで大股で歩く。

ボクは左の股関節が固いと思うと、右の踏み出しの一歩を大きくしてストレッチすることがよくあります。

 

歩くときに足で歩くのではなく骨盤で歩く。骨盤を動かす感じで歩くことです。足だけだと前に出ていきません。

 

大股で歩くと、そうやろうとしなくても骨盤から出て行きます。それと目線の高さも大事ですね。

 

目線の高さが変わらないように歩くこと。ゴルフは歩くスポーツですから、歩くことによってゴルフはうまくなる。

 

また、そうなるようにもっていくことが重要です。正しく歩けば健康になるだけでなく、スイングもよくなるんです。

 

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