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小平智プロゴルファー。2010年にプロ転向しています。

 

小平智のツアー初優勝は2013年でメジャー戦の日本ゴルフツアー選手権でした。

 

それから2年後の2015年『日本オープン』でメジャー2勝目を挙げています。

 

現在は米国ツアーを主戦場にしている小平智プロで2018年には「RBCヘリテージ」で日本人として5人目の米国ツアー優勝を飾りました。

 

クラブセッティングは2014年にタイトリストからプロギアにクラブ契約を変更しました。

 

プロギアに変わって6年目に入った小平智のクラブセッティングを紹介します。

小平智のクラブセッティング

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B0%8F%E5%B9%B3%E6%99%BA&imageId=223366

小平智プロがクラブ契約を変更した2014年前後はプロゴルファーのクラブ契約が相次いで変更された時期でした。

 

2013年には長年タイトリストと契約していたローリーマキロイ選手がナイキとクラブ契約、2012年には石川遼選手がヨネックスからキャロウェイへと変更しています。

 

特にタイトリストは伝統的に選手を囲い込むことはせず、「良ければ使ってください」というスタンスのメーカーです。

 

クラブには独自のこだわりを持つ小平智プロが国内の、それも感覚を数値化しようという試みを続けるプロギアと契約したのも当然の流れだと思われます。

ドライバーはキャロウェイEPIC FLASH SUBZERO

プロギア契約の小平選手ですが、2017年の秋にエースドライバーであったプロギアiD nabla RSドライバーのヘッドを割ってしまいました。

 

プロギア了解のもと、プロギアで次のエースドライバーが見つかるまで様々なメーカーのドライバーを試しています。

 

そして現在はキャロウェイEPIC FLASH SUBZEROドライバーを使用しています。

 

フェードヒッターが好む「iD nabla RS」に対してつかまりが良い「EPIC FLASH SUBZERO」を選んだ理由はおそらく数値よりも、「振った感覚」を優先しているものと思われます。

 

なぜなら小平選手のスイングの特徴は「体重移動をせずにスイング軸を一定に保って」「左に踏み込まない」「タメを意識しない」「ハンドアップ」、すなわち「その場で旋回する」スイングです。

 

ですので軸がブレず、クラブの遠心力を利用して最大限に、効率よく力を伝えます。

 

さらにシャフトも44.25インチと短尺にしており、インパクトの再現性が非常に高いことが挙げられます。

 

むしろスイングが簡単になることで(余計なことを考えない)、相対的に自分の感覚を研ぎ澄ますことになります。

 

この、小平智プロの五感を、プロギアがまだ数値化しきれていないというのが現状ではないかと思います。

フェアウェイウッドは2本。

フェアウェーウッドは15度と18度の2本です。

15度のFWはテーラーメイドM4

15度はテーラーメイドM4にドライバーと同じ「ツアーADクアトロテック75」のフレックスXを43インチにしています。

 

こちらは最新のM6よりもつかまり過ぎず、ロースピンで強弾道が打てるクラブになりますので、いわゆる叩きにいっても吹け上がらないことから1世代前のM4を選んだものと思われます。

18度のFWはプロギアiD ナブラブラック

18度の方は、「プロギアiD ナブラブラック」を、同じツアーAD クアトロテック 75のフレックスXを41.5インチにしています。

 

つかまり過ぎず、叩けることはM4と同様ですが、出っ歯形状で、ボールの高低の打ち分けがしやすいこともあり、グリーン上で止まるボールを打てることから採用していると思います。

UTはiDナブラ RSツアー

ユーティリティは工房専用パーツとして販売されている、アイアン形状の中空構造iDナブラ RSツアーを使用しています。

 

ロフトは20.5度、こちらはツアーAD HY-105という、カタログ外のシャフトを38.5インチで挿しています。

 

明らかに「やさしい3番アイアン」として、グリーン上で止まる球を打つ目的で使用しています。

アイアンはプロギア「TUNE 01CB」

小平智プロの真骨頂はなんといってもアイアンの精度の高さにあるといっても過言ではありません。国内では常にパーオン率、パーセーブ率では上位に位置していました。

 

そんな小平智プロが信頼を寄せるのはプロギア「TUNE 01CB」アイアンです。

 

「PRGR TUNE」は全国のゴルフ専門店・工房約100店舗での組立・調整を前提としてヘッド単体で販売されており、、、

 

ゴルファーのプレースタイルや技量に合わせて重量の調整やシャフトとのマッチングなどが行えるようになっています。

 

特に小平智プロがこだわっているのはヘッドの形状とライ角にあります。なぜなら・・・

 

彼のスイングの特徴はハンドアップにあります。

 

セットアップの段階からハンドアップで構えてインパクトの形を作り、ノーコックでスイングすることで再現性を高めています。

 

その為にライ角を2度フラットにして使用しています。

 

思い通りの抜けのよさ、インパクトのタイミングにこだわる、その要求に応えるには「PRGR TUNE」がベターな選択といえるのではないでしょうか。

ウエッジはプロギアiDナブラツアー

ウェッジはプロギアiDナブラツアー 52度、60度の2本になります。

 

ピッチングウェッジ48度を加えてもウェッジ3本というのは現在のツアープレーヤーの中でも少数派になります。

 

ですが、バウンスの使い方で対応できるということと、あらかじめハンドファーストの形を作っておき、手首を使わずに打っていくアプローチスタイルです。

 

ですので、できるだけやさしくゴルフをしたいという小平智プロの考え方が表れていると思われます。

パターはスコッティ・キャメロンツアーパターGSS P5

パターはスコッティ・キャメロンツアーパターGSS P5という、ストレートセンターシャフトのマレットタイプを使用しています。

 

こちらはスコッティ自ら長い時間をかけてハンドワークで仕上げたもので、現在ではヘッドの在庫がなく、入手困難なパターです。

 

ほぼフェースバランスのパターであることから、ここでもなるべくシンプルにパッティングをしたいという小平選手の考えが表れているものと思われます。

小平智のクラブセッティングのまとめ

海外では1勝したものの、本来の小平選手の実力からしたら到底納得できないと思います。

 

おそらく2020年も海外で戦うことになると思いますが、かつて海外に活躍の場を求めた先輩選手の多くが飛距離を求めて、結果的に身体を壊して撤退してきました。

 

しかし、小平選手はすでに初優勝のあと、飛距離を求めてスイングが変わってしまうという経験をしています。

 

その解決策を「自分のスイングをすれば飛んでくれるドライバー」に見出したことで、新たな活躍を期待させてくれます。

 

マスターズ優勝という、夢を実現するために、2020年も頑張って欲しいと思います。