宮里優作プロのクラブセッティングを紹介します。宮里優作プロと言えばブリヂストンのイメージですよね。
でも現在はクラブ契約フリーの選手です。
最近はクラブ契約フリーの選手が増えましたね。それはクラブ開発のコンセプトが変わってきたからですが、それは別の機会で・・・
沖縄県をゴルフ強豪県として広く知らしめたのは宮里藍をはじめとする宮里家であることは論をまたないと思います。
宮里優作”契約フリー”のクラブセッティング2022。
2022年は選手会の事務局長に・・・。
選手会長の谷原秀人をサポートするかたちで裏方のしごとに忙しい宮里です。
序盤戦で成績が出ないのもツアーを変えようとする仕事に向き合っているからです。
ドライバーはブリヂストンBリミテッドB1。
シャフト:グラファイトデザイン・ツアーAD UB-6(TX)
長さ:45.25インチ
ブリヂストンBリミテッドB1はヘッド形状、打音、弾き感とも宮里プロのイメージどおり。
3モデルある「B」ドライバーの中でも、最も逃げ顔でつかまり度合いの小さいモデルを使用しています。
後部のウェートカートリッジを外し、ウェート調整しています。
フェアウエイ・ウッドはホンマT//ワールドGSプロトタイプⅢ。
シャフト:グラファイトデザイン・ツアーAD BB-7(X)
アイアンはブリヂストンゴルフ219HIツアーリミテッド(2I)
アイアンはブリヂストンゴルフ・ツアーB 201CB(4I~PW)
ウエッジはブリヂストンゴルフ・ツアーB XW-B。
シャフト:NSプロ・モーダス3プロトタイプ・システム3(S)
パターはタイトリストS・キャメロン・フォーチュラXプロトタイプ。
ボールはブリヂストンゴルフ・ツアーBX。
ボールはブリヂストンゴルフ・ツアーBXを使用しています。
他の選手のクラブセッティング一覧はこちら
⇒男子ゴルフのクラブセッティングを“メーカー別”に紹介。
宮里優作”契約フリー”のクラブセッティング2020。
2019年のエースドライバーはテーラーメイドM5でした。
しかし、2020年はブリヂストンゴルフのニューモデル「ツアーBX」に替えています。
プロ入り11年目の「JTカップ」で初優勝してからは国内7勝、現職選手会長として初の賞金王になるなど30歳を過ぎてからの活躍には勢いを感じさせてくれます。
2018、2019年は欧州ツアーを主戦場としていましたが、2020年は再び国内に軸足をおいてプレー。
宮里優作の活躍は奇しくも2015年にクラブ契約をフリーとなってからより一層目立つようになりました。
宮里優作のクラブセッティングの特徴は「アイアン巧者のセッティング」ということです。
これはゴルフを覚えた頃から通う地元沖縄のゴルフコースが強い海風の影響をまともに受けることが影響しています。
国内では沖縄特有の難しい芝質であるコーライ芝にティフトンが混じっていますので、クラブの抜けが悪く狙った球は打ちづらいですよね。
これはラフもフェアウェイも同じ芝質ですから、根っこがしっかりしているので、打ち方によっては引っかかってしまいます。
従って、低い球や高い球、ダウンブローに打ったり払い打ったりといったさまざまな対応をする必要があってアイアンを使い続けてきたことにあります。
クラブ契約は今年もフリーですが、ドライバーもアイアンもブリヂストンに替えました。
ドライバーはブリヂストン・ツアーBX
「B」を構えろ。のキャッチで、イメージ通りの弾道を実現する3つのテクノロジーで訴求しているブリヂストンツアーBXドライバーです。
長さ:45.25インチ
シャフト:ツアーADXC-6(X)
フェアウェイウッドはテーラーメイドM5
アイアンはヨネックスEゾーン CB701(3I)
アイアンはブリヂストンツアーB 201CB(4I~PW)
シャフト:NSプロ・モーダス3システム3プロトタイプ
ウエッジはヨネックスEゾーン CB501
ウエッジはブリヂストンツアーB XW-B
シャフト:NSプロ・モーダス3システム3プロトタイプ
パターはS・キャメロン・スペシャルセレクト・フローバック5.5ツアー
ボールはブリヂストンTOUR B X
キャップのロゴはBですよね。ボールはブリヂストンTOUR B Xを使用しています。
いかがでしたか、宮里優作のクラブセッティングでした。クラブはかなり替わりました。
2020年は男子ゴルフは試合数は少なく未だ無観客の試合ですので宮里優作のショットを目の前で観る事はできません。
早くギャラリーと一緒に楽しめるツアーがくることを願っています。
宮里優作のクラブセッティング2019。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%AE%AE%E9%87%8C%E5%84%AA%E4%BD%9C&imageId=222890
宮里優作のスイングは首を長く、そして後方から見て背筋がまっすぐ伸びた構えにあります。
これにより股関節と上体の動きが正確な軸運動となるようにセットしています。
やや右にシフトしたテークバックからトップオブスイングまでは力みがなく、右に壁を作ったままゆったりとクラブを上げていきます。
腰を左にシフトして切り返しながらグッと力感あふれるダウンスイングになり、腰を水平にして左右にブレることなく振り切っていきます。
こういうスイングの持ち主は基本的にヘッドが操作しやすいクラブは苦手にしているようです。
宮里優作プロも弾き感があるフェースのドライバーを好むのではないでしょうか。
ドライバーはテーラーメイドM5プロト。
2019年は使用クラブを大きく変更しました。
ドライバーはテーラーメイドM5で、カーボンコンポジットヘッドを持つヘッド体積460CCのドライバーです。
スピードインジェクションという、ヘッド内部にジェルを封入することでボール初速をアップさせながらつかまりやすくなるように重心位置を調整しています。
ソール部のウェイト調整機能である「リバースTトラック・システム」は浅重心にセットしてあり、低スピン弾道で捉まえて飛ばす意図が窺えます。
長さ:45.25インチ
シャフト:ツアーAD BB-6(X)
フェアウエイウッドはテーラーメイドのM3
フェアウェイウッドはこちらもカーボンコンポジットの丸顔ヘッドを持つテーラーメイドのM3、ロフト13度を使用しています。
クラウン部前面を白く塗装することで、ターゲットに構えやすく、飛び系フェアウェイウッドとしてプロ・上級者の使用率が高いクラブです。
可変ウェイトをヒール側に設定しており、重心距離を短くして操作性を高めています。
長さ:43インチ
シャフト:ツアーAD BB-7(X)
UTはヨネックスイーゾーン CB701フォージドアイアンプロト
UTは「ヨネックスイーゾーン CB701フォージドアイアンプロト」の3番、ロフト20度をUTとして選びました。
CB701フォージドアイアンは、長めのフェース、厚めのトップブレードとグースネックという、見た目のつかまりやすさと厚いソールにタングステンを挿入しました。
軟鉄鍛造アイアンの中でもトップクラスの低重心設計によって振りぬきやすい飛び系アイアンになっています。
フェースにマレージング鋼を採用し、打感も良いことからアイアン型ユーティリティとして使用しています。
飛距離も出るが、アイアンとして抑えもきくことで、「飛んで・止まる」を追求した結果の選択といえます。
欧州ツアーのシードも持つ宮里優作にとって、欧州の硬いグリーンをダイレクトに狙って、止めるというのは必須の条件になります。
長さ:39インチ
シャフト:NSプロモーダスシステム3(S)
アイアンはヨネックスイーゾーンCB301(4I~PW)
アイアンは同じくヨネックスイーゾーンCB301フォージドアイアンです。これを4番からのセッティングです。
小顔のキャビティバックのフォルムです。
フェース背面にスリットを設けてグラファイト制振材を封入した「G-BRID」構造とすることで、深・低重心化され、振動を抑えることで打感が向上しています。
ヘッド自体も真空熱処理を施すことで一般的な軟鉄よりも約20パーセント柔らかくなったことで柔らかい打感と球を操る操作性の良さも持ち合わせています。
球筋を操りたい宮里優作プロにとっては飛んでなおかつ柔らかい打感というのも必要なのかもしれません。
長さ:38.5/38/37.5/37/36.5/36/35.5インチ
シャフト:NSプロモーダスシステム3(S)
ウエッジはブリヂストン「無限ウェッジ」
ウェッジはブリヂストン「無限ウェッジ」のプロトタイプで50度、56度、62度の3本です。
ブリヂストンと、自動車レースのチューンドカーをプロデュースしている「無限」とのコラボレーションにより生まれたウェッジです。
正式には「TOUR B XW-B」というブリヂストンのウェッジに、無限が持つ超精密ミーリング加工をしています。
これによってフェース表面を非対称三角形とすることで圧倒的なスピン性能を与えたことで通称「無限ウェッジ」となりました。
形状はオーソドックスな丸いリーディングエッジとネックとヒールのつなぎが綺麗な、ボールを拾いやすく、包み込むイメージが持てるヘッド形状です。
そして62度のウェッジだけ、フェース全面に溝を切っています。
これは欧州と日本の多様な芝質に対応するため、どのような状況でもスピンがかかりやすくなる、すっぽ抜けの球が出ない工夫です。
長さ:35.25/35/34.75インチ
パターはスコッティ・キャメロン「TC5Sプロト」
パターはスコッティ・キャメロン「TC5Sプロト」パターです。
市販されている「フューチュラ5CB」よりも精密に仕上げられたツアー仕様のモデルになります。
ソール中央にサークルTが刻印された、転がりの良さと打音にすぐれたパターです。
宮里優作プロも、クロウグリップが少し開きそうになるのを防いでくれることで、絶大な信頼を寄せています。
ボールはブリヂストンTOUR B XS
キャップのロゴはBなのでボールはブリヂストンTOUR B XSを使用しています。
いかがでしたか、宮里優作のクラブセッティングでした。
プロ当時は三姉弟でブリヂストンでしたので今でもイメージはブリヂストンのゴルファーも多いと思います。
宮里優作のプロフィール
出身校:東北福祉大学
プロ転向年:2002年
優勝回数:日本7勝
生年月日:1980年6月19日
身長:170cm
体重:70㎏
クラブ契約推移
ブリヂストン:2003年~2014年
フリー:2015年~
まとめ。
自分が育った沖縄のコースと芝質も似ていることで選んだ欧州ツアーと日本の両ツアーでシードを持ち、どちらにも対応できるクラブ選びを続ける宮里です。
ですが、特にアイアンでは決して難しいクラブを選ぶのではなく、あくまで自分がイメージする球筋が打てるかで選んでいます。
フリーになってからも、アイアンはミズノMP4、ピンi200、そしてヨネックスCB301といずれもプロ・上級者限定ではなく、少し頑張ればアマチュアにも使いこなせるアイアンばかりです。
こうしたセッティングであれば、年齢的にも少しづつスイングを変える場面が訪れても、きっと息が長く活躍してくれると思います。
現役時代はNHKETVの外部契約として
中嶋常幸プロや藤田寛之プロ、今田竜二プロの男子ゴルフと
森口祐子の「女子プロに学べ」のゴルフ理論を番組化しました。
番組終了後は、ゴルフクラブ販売のライターと一緒に
独自取材でブログ運営しています。