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重永亜斗夢選手の特徴をひとことで言えば「驚異的に予選落ちが少ないプロ」ということだと思います。

 

優勝回数こそまだ1回でメディアへの露出もそれほど多くはありませんが、難病を抱えながら予選通過をし続けることは精神的な強さと自己管理能力、そしてたゆまぬ練習の賜物と思います。

重永亜斗夢のクラブセッティング

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E9%87%8D%E6%B0%B8%E4%BA%9C%E6%96%97%E5%A4%A2&imageId=214202

重永亜斗夢プロは2014年にキャロウェイゴルフと契約していますので以来キャロウェイのクラブを使用しています。

 

キャロウェイのクラブは全般的にやさしいものが多いですが、重永亜斗夢プロはウッド2本、ユーティリティ2本、アイアン7本、ウェッジ2本にパターという14本のセッティングにしています。

 

重永亜斗夢プロのスイングの特徴はコンパクトなトップと、強烈な捻転差にあります。一軸で下半身をしっかりねじり上げて、コンパクトな位置にトップが収まる直前には腰の切り返しが始まります。

 

 

そしてインパクト直前まで胸は後ろに向けたまま振っていき、頭と上半身を右に残したままインパクトを迎えます。

 

頭と上半身を右に残す分、クラブヘッドと身体が互いに引っぱり合うフォロースルーとなり、クラブの遠心力をフルに利用して飛距離につなげています。

 

インパクト直後からすばやく左腕をたたんでシャフトを身体の近くに通します。こうしてインサイド・インにスイング軌道を作ることで方向性と飛距離を両立させています。

ドライバーはキャロウェイ・エピックフラッシュ

人工知能が規定内での高反発フェースを設計したことで話題になったキャロウェイ・エピックフラッシュドライバーです。

 

多くの男子プロがエピック・サブゼロを使用している中で、重永亜斗夢プロは数量限定品のヘッド体積460CCのエピックフラッシュドライバーを使用しています。

 

これは操作性よりも慣性モーメントの大きさからくるやさしさを選んだものと思われます。

 

重永亜斗夢プロのスイング特性からはフェースの開閉を使うよりも、イントウインでスクエアにインパクトする方がシンプルで気持ちよく振れるのだと思います。

 

そのことはシャフトに強いしなり戻りと走りすぎない先端剛性によって鋭い振り抜きが特徴のグラファイトデザインのツアーAD VR-7を選んでいることからも明らかです。

 

これは重永亜斗夢プロのゴルフ観に由来するものだと思います。

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フェアウエイウッドはキャロウェイビッグバーサアルファ816

キャロウェイビッグバーサアルファ816の3番、ロフト14度を使用しています。

 

投影面積がやや大きくなって構えやすい、カーボンコンポジットクラウンを採用した低重心設計のフェアウェーウッドになります。

 

ソール側トウヒールの前後のウェイトを交換することで弾道高さの調節も可能になっています。これにアジャスタブルホーゼルを加えて幅広く自分好みの弾道を作れるようになっています。

 

弾道を操るタイプではない重永亜斗夢プロの好みとしてはおそらくほぼノーマルの状態で使っているのではないかと思います。

UTはエピック

エピックユーティリティの3H 17度、4H20度の2本をチョイスしています。ヘッド後方がやや丸い、構えやすいヘッド形状をしています。

 

フェースに柔らかいカーペンタースチールを採用したことで心地よい打感を持っています。重永亜斗夢プロも打感が気に入って、手放せないようです。

アイアンはXフォージドアイアン

キャロウェイ契約時から変わらずに使い続けているアイアンです。

 

薄めのヘッドながら難しすぎないキャロウェイのトップモデルの軟鉄鍛造アイアンです。

 

スイングはやはり上半身と下半身の捻転差を大きくして強い球を打ちます。ドライバーとほぼ変わらず頭と上体を右に残したままインパクト直前まで胸が右を向いている、身体を開かないスイングです。

関連記事(※このサイトから離れます)⇒アイアンの選び方。おすすめメーカーキャロウェイの種類と評価は!?

ウエッジはマックダディ2

ウェッジはこちらもマックダディ2の52度と58度を愛用しています。特に58度はソール幅が広いダブルバウンスでややトウ側を削っています。

 

プロゴルファーではほとんど使わないソールですが、重永亜斗夢プロにはかつて左手首を故障した経験があり、その後遺症で手首が硬くなっており、このウェッジで抜けを良くしているようです。

パターはオデッセイO-WORKS TOUR R-BALL

オデッセイO-WORKS TOUR R-BALLを主に使用しています。

 

これは名器2-BALLパターのサイトのボールを右側、すなわちヘッド後方にひとつだけ刻印した、ネオマレット型です。

 

重永亜斗夢プロはフェースインサートをオリジナルのマイクロヒンジインサートブラックから少し硬めの打感のホワイトホットに替えて使用しています。

 

以前はピンタイプとネオマレットをフィーリングに応じて交互に使用していましたが、現在はこのO-WORKS TOUR R-BALLがエースパターになっています。

ボールはキャロウエイ・クロムソフトX

ボールもやはり契約先のキャロウエイ・クロムソフトXを使用しています。

重永亜斗夢のプロフィール

熊本県出身で中学時代に九州ジュニアで優勝しています。高校はゴルフの強豪校、福岡・沖学園高校を進学し、全国高校春季大会で優勝しました。

 

当時の愛用クラブはダンロップでした。その後、大学に進むが中退し2008年にプロ転向しています。

 

ケガで出遅れましたが、2012年にQT3位になり、2013年にツアー初参戦しています。2014年にキャロウェイと契約し初シードを獲得し2019年までシードを確保しています。

 

2018年には東建ホームメイトカップで片山晋呉石川遼との最終日最終組対決を制し、ツアー初優勝を遂げています。

重永亜斗夢のクラブセッティングのまとめ

重永亜斗夢プロの基本的な考え方は「無理をしない」にあります。

 

ドライバーはフェアウェーに残れば良しとし、シビアに狙っていける場面でも、グリーンセンター狙いをまず考えます。

 

トップアマに近い考え方ですので、必然的にクラブに求めるものも真っすぐ打てるクラブになります。そういう意味ではプロが使ってもやさしいキャロウェイのクラブとは相性が良いと思います。

 

それでも2019年は20試合中予選落ちはわずか4試合という堅実な成績を残し、FWキープ率14位、パーオン率19位は期待させてくれています。

 

ドライバー以外は3年から5年、モデルにして2代、3代前のクラブをいまだに愛用している、契約プロにしては珍しいタイプの選手で、好感が持てます。

 

今後は必ず、優勝争いに加わってくるものと期待したいです。