平田憲聖のクラブセッティングを紹介します。クラブ契約はミズノです。2023年の「ミズノオープン」で嬉しい初優勝を遂げました。
同じ年の中島啓太との3ホールに及ぶプレーオフを制した優勝でした。2015年の手嶋多一以来のホストプロの優勝でした。
優勝時のドライバーは新作「ST-X 230 」でした。22歳の平田憲聖が飛躍する瞬間でした。
平田憲聖”初優勝”のクラブセッティング2023
平田選手のクラブ選びのポイントは「顔」と言います。
ドライバーもアイアンも、そのネックからトップラインにかけてのいわゆる“フトコロ”の見え方を重視しています。
ドライバーはミズノ ST-X 230
シャフト:フジクラコンポジット VENTUS TR BLUE60(X)
長さ:45インチ
ドライバーはミズノ ST-X 230を使用しています。
フェースにβ系チタンを採用。食いつき感と弾きのよさを両立した独特のフィーリング。兄弟モデルのST-Zに比べて10~20g軽い。
ヘッドの重心距離が短いためフェースの開閉で球をつかまえていくゴルファーに相性がいいです。
X軸方向いわゆるヒール側にウエイトを付与しつつ、トウ側に多くカーボンを配置ことでヘッドを返しやすいドローバイアス設計を採用しています。
平田選手は10.5度のヘッドをネック調整機能で2度立たせた「8.5度」で使用しています。
理由は「フェースアングルが真っすぐ見えて弾道をイメージしやすくなる」とコメントしています。
ミズノSTシリーズの特徴と評価はこちら(このサイトから離れます)
⇒ドライバーの選び方。ミズノSTシリーズ(ST-XとST-Z)の特徴と評価。
フェアウェイウッドはキャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンド(3W)
シャフト:フジクラコンポジット VENTUS TR BLUE70(X)
長さ:43インチ
フェアウェイウッドはテーラーメイド ステルス プラス(5W)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD TP70(X)
長さ:42.5インチ
FWは契約外クラブでキャロウェイとテーラーメイドです。感性重視の平田選手のコメントは、
「構えた時の顔から弾道イメージが浮かびやすく、飛距離も出る」とのことです。
UTはミズノプロ FLI-HI(3U/2021)/ミズノ MP FLI-HI(4U/2010)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD プロトタイプ
長さ:39インチ
シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー115 フレックス(X)
長さ:38.25インチ
UTはアイアン型UTです。
「3番は完全にユーティリティ感覚で飛ばすモデル。強い球で前に行きます」
「4番はユーティリティというよりはやさしさ重視のアイアン感覚。スピンが入って止めやすい」と平田はコメントしています。
アイアンはミズノ JPX 923 TOUR(5I~PW)
長さ:37.75/37.25/36.75/36.25/35.75/35.25インチ
エースアイアン「JPX923 TOUR」は、ややオフセットの入ったトップブレードの細い小ぶりな鍛造アイアンです。
中学時代からミズノを使用しています。
ウェッジはミズノプロS18(AW/SW)
シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー115 (S)(X)
長さ:35.25インチ
パターはオデッセイ EXO ロッシー
パターはオデッセイ EXO ロッシーを使用しています。
※「EXOの純正は凹凸のついたインサートですが、ホワイトホットインサートに替えています。
オデッセイのネオマレットパターの種類を紹介しています。(このサイトからは離れます)
⇒パターの選び方。人気のオデッセイのネオマレット型の特徴と種類。
ボールはスリクソン Z-STAR ダイヤモンド
ボールはスリクソン Z-STAR ダイヤモンドを使用しています。
ダイヤモンドはアイアンショットで最もスピンが入ります。
男子プロゴルファーのクラブセッティングのまとめはこちら
⇒男子ゴルフのクラブセッティングを“メーカー別”に紹介。
まとめ。
2017年、大阪大学院大2年の時に「関西アマ」を制覇し、2021年「日本学生」で優勝、ファイナルQTで2位となりました。
学生プロとしてデビューした2022年「BMWツアー選手権森ビルカップ」で7位タイ、関西オープンで11位タイに入るなどの活躍でルーキーでシード権を獲得しました。
そして2023年ホストプロとして出場した「ミズノオープン」で優勝。全英オープンの出場権も得て世界に進出する逸材です。
現役時代はNHKETVの外部契約として
中嶋常幸プロや藤田寛之プロ、今田竜二プロの男子ゴルフと
森口祐子の「女子プロに学べ」のゴルフ理論を番組化しました。
番組終了後は、ゴルフクラブ販売のライターと一緒に
独自取材でブログ運営しています。