今平周吾“賞金王”の2020クラブセッティングを紹介します。
平成最後の賞金王で令和最初の賞金王は今平周吾で2年連続でした。
青木さんとジャンボさんそして中嶋さんの日本ゴルフ史のレジェンドと片山晋呉に次いで、27歳67日で達成しました。
史上5人目の連続賞金王は、ジャンボの27歳318日を抜く年少記録です。
今平周吾“賞金王”のクラブセッティング2020
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E4%BB%8A%E5%B9%B3%E5%91%A8%E5%90%BE&imageId=230727
2017年からヤマハのクラブを使用しています。
契約後1勝し賞金ランキングも6位。2018、19年も2勝して賞金王になりました。
2020年の開幕戦「フジサンケイ」でもショットメーカーぶりを見せていましたね。
ドライバーはヤマハRMX 120
ロフト:10.5度
長さ:44.75インチ
シャフト:ツアーAD TP-6(S)
一般的に高弾道のキャリーボールで飛ばせます。
強烈なフェースの弾きと打ち出しの高さ、サイドスピンの少ない高弾道のストレートボールで攻めていけるのが【ヘッドのみ】RMX120ドライバーです。
フェアウェイウッドはテーラメイド M5(3W/5W)
ロフト:15度/19度
3Wシャフト:ツアーAD TP-7(X)
5Wシャフト:ツアーAD TP-8(X)
UTはタイトリスト910H
ロフト:21度
シャフト:ツアーAD DI-95(X)
アイアンはヤマハRMX 020(4-PW)
長さ:37.75インチ(5I)
シャフト:ダイナミックゴールド(S300)
打感の柔らかさがトップクラスの軟鉄鍛造アイアンRMX020です。
ボールをフェースに乗せて球筋や弾道の高さを自在に打ち分けることができます。またヘッドのトゥ側にボリュームがあり叩いても左に行かない安心感があります。
ウエッジはタイトリストボーケイSM7/ツアープロト
ロフト:52度/60度
シャフト:ダイナミックゴールド(S300)
オーソドックスなティアドロップのストレートネックでフェースは開きやすいウエッジです。
ロフトバリエーションが多く、ソール形状5種類あるので選ぶ時は慎重にして下さい。
タイトリストボーケイSM7ウエッジです。
パターはストロークラボ ブラックシリーズ テン パター
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E4%BB%8A%E5%B9%B3%E5%91%A8%E5%90%BE&imageId=232897
パターはオデッセイのストロークラボTENブラックです。グリップは開幕戦で替えています。
ボールはタイトリスト プロV1
ボールはタイトリストプロV1xを使用しています。
いかがですか、今平周吾のクラブセッティングでした。
2020年の日本ツアーは試合数が少ないので、変更がありましたらその都度紹介いたします。
今平周吾のクラブセッティング2019
クラブセッティングはプロの真の力。
今平周吾プロの海外メジャー戦オーガスタ初挑戦は2日間で終わってしまいました。(2019年4月11日~4月14日)残念。
初日は4オーバー、2日目は2バーディ、4ボギーの「74」の2オーバー通算6オーバーでした。カットラインに3打届かず予選ラウンドで姿を消しました。
さて、今平周吾プロの大活躍は嫁さんの努力もあると思いますが、もう一つ、今平周吾プロが選んだクラブセッティングも忘れないで下さい。
契約メーカーのクラフトマンは担当するプロのトーナメントに帯同し、プロのコンディションとコースマネージメントを考察したクラブセッティングを行います。
ここで紹介するセッティングはその代表的なセッティングでありトーナメント会場で替える場合も多々あります。
さて、今平周吾は、身長165㎝です。
アスリートとしては、小柄ですが平均飛距離は292.06ヤードとかなり飛距離が出る方です。
スイングの特徴として、ドライバーからアイアンまでクラブを短く持ちますよね。指3本分くらいでしょうか?
クラブを短く握ることで、ミート率が上がるスイング軌道が安定します。
というメリットがあるのでアマチュアゴルファーも参考にできそうですね。
今平周吾プロも、「短く持っても飛距離が変わらない」と言っています。
今平周吾プロのスイングは、スイングプレーンが美しく安定しています。
スイングをスローで見ると、インパクトで左肘が曲がって両腕のラインが五角形になっています。
今平周吾プロは、小柄なのでインパクトで手首を返すようにしているのだろうと思っていましたので意外でした。
このような五角形のインパクトは、スクウェアにインパクトできるので方向性が安定し、
ボールを長く押せるので効率的にボールに力を伝えることができるというメリットがあります。
それでは、賞金王となった2019年 今平周吾のクラブセティングを見てみましょう。
今平周吾のクラブ契約は「ヤマハ」です。
ただ、14本の構成はシーズン前半と後半では少し替えて下を厚くしたセッティングにしています。
ドライバーはヤマハRMX116
今平周吾の2019のドライバーはヤマハRMX116を使用しています。
長さ:44.75インチ
シャフト:ツアーAD TP-6(S)
今平周吾プロのコメント。

「今年一番武器になったのはドライバーヤマハRMX116です。とにかく曲がらず、安定していました。構えた時にフェース面がストレートに見える顔も気にいっています」
それと、シーズン途中でドライバーのつかまりが少し悪くなりました。
そこでシャフトをXからSに替えて、シャフトのしなりを生かすようにしました。するとつかまりがよくなり無理に振らなくても距離が出るようになりました。
ヤマハから2015年に発売されたドライバーで、ロフト角は、10.5°と今平周吾のヘッドスピードを考えると9.5°でも良いのでは?と思いましたが、意外ですね。
ただ、ヤマハのクラブはリアルロフトが小さめなので、そのあたりの理由もあるかもしれません。
フェアウェイウッドはキャロウェイ GBB EPIC STAR #5
長さ:42インチ
シャフト:ツアーAD TP-8(X)
スプーンと変わらない飛距離がでる5Wです。
もともと、「5Wは球が吹き上がらないクラブ」を理想にエピックGBBを使っていましたが3Wと変わらない飛距離が出るようになったと言っております。
UTはタイトリスト 910H
今平周吾スペックです。
長さ:41インチ
シャフト:ツアーAD DI-95(X)
今平のコメント~7年間愛用の手離せない1本~

UTは7年使っています。少しヘッドは大きいのですが、すこに安心感があって振りやすい、ライン出すショットも打ちやすいです
タイトリスト 910H UT 21°は、2011年発売のクラブで、キャロウェイ GBBEPICSTARは2017年発売のクラブです。
アイアンはヤマハ RMX018(4I〜PW)
ロフト:24度/27度/30度/34度/38度/42度/47度
長さ:38.25/37.75/37.25/36.75/36.25/35.75/35.25インチ
シャフト:ダイナミックゴールド(S300)
今平のコメント~アイアンは柔らかい打感がお気に入り~

アイアンは構えあた時のスクエア感と軟鉄の柔らかさが気にいっています。イメージ通りの球が打てますね。
ウエッジはボーケイ
今平周吾プロの使用ウエッジはまったく同じウエッジ(60度)を2本入れています。
用途に応じて使い分けているそうで、一つはスピンを効かせたいときに使用する60度です
■ボーケイデザイン SM5 Kグランド
長さ:35.25インチ
SW:60度
長さ:34.5インチ
シャフト:ダイナミックゴールド(S200)
パターはオー・ワークス BLAK MARXMAN
ボールはタイトリストPro V1x
ボールはタイトリストプロV1xを使用しています。
今平周吾のクラブセッティングのまとめ
賞金王・今平周吾は、平均ストローク(69.92)平均バーディ数(4.13)までも1位に輝きました。
今季はわずかに施したセッティングの変更が好成績へとつながりましたね。
夏前までのセッティングでは、3Wと5Wの飛距離の差があまりなかったので、3Wを抜き、60度のSWをもう一本入れて、2本にしました。
まったく同じものですが、溝の削り具合で古い方は「転がし用」新しいのは「スピンで止める用」と使い分けています。
新しいSWはフルショットをした時に、思ったよりもスピンがかかりすぎてしまうので、ピンを正確に狙いたい時は、距離の計算が立ちやすい古いSWを使っています。
今季の活躍の裏には、ドライバーの安定感アップと状況に応じて使い分けた60度の2本の存在がありました。