岩田寛のクラブセッティング2023を紹介します。2019年からクラブ契約をフリーにしました。
東北福祉大出身のベテランプロゴルファー「岩田寛」に注目です。今では、実績があるベテランプロゴルファーとして認知されています。
ですが、岩田プロは2004年にプロデビューしてから初優勝は2014年の「フジサンケイクラシック」と実は苦労人で遅咲きのプロゴルファーです。
2016年に米ツアーに挑戦しましたが、シード権を獲得できず、2017年から再度国内ツアーに復帰しています。
岩田寛”契約フリー”のクラブセッティング2023。
ドライバーはTSR3
シャフト:ツアーAD PT-7(X)
長さ:45インチ
昨年はTSi3を使用していました。
引用:タイトリストHP
進化した弾道調節システム「SureFit® CG トラック」によって、驚異的なスピードと飛距離、そして大きな満足感を提供するプレーヤーズドライバーがTSR3です。ツアーNo.1*の信頼を獲得したTSi3の美しいシェイプと自信を与える打感・打音はそのままに、さらに向上したスピードパフォーマンスがスコアアップへと導きます。
ドライバーはTSR3を使用しています。
フェアウエイウッドはパラダイム トリプルダイヤモンド(3W/5W)
UTは X フォージド UT アイアン
アイアンはAPEX MB (4I~9I)
アイアンはヨネックス EZONE MB 301 (PW)
ウェッジはボーケイ SM9
パターはオデッセイ ホワイトホット 2ボールブレード
パターはオデッセイ・ホワイトホット2ボールブレードを長い間使用しています。
ボールはダンロップ・スリクソンZスターXV。
ボールはダンロップ・スリクソンZスターXVを使用しています。
⇒ダンロップゴルフボールの選び方。「ゼクシオとスリクソン」の種類と特徴。
他の選手のクラブセッティング一覧はこちら
⇒男子ゴルフのクラブセッティングを“メーカー別”に紹介。
岩田寛”契約フリー”のクラブセッティング2022。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B2%A9%E7%94%B0%E5%AF%9B&imageId=282292
アイアンでピンをデッドに狙うショットが魅力の岩田選手。セッティングのモデルは変わってもクラブ構成は変わりません。
マッスルバックのアイアンを好み、PWに相当する10番アイアンはホンマ契約時代から愛用のノーメッキタイプです。
ウエッジは、ソール形状に特徴のアキラのH-8シリーズでグリーン周りに対応しています。
パターはオデッセイの2ボールブレードで不変ですね。
ドライバーはタイトリストTSi3。
ドライバーはタイトリストTSi3を使用しています。
シャフト:グラファイトデザイン・ツアーAD PT-7(X)
長さ:45インチ
フェアウエイウッドはキャロウエイ・ローグST◆◆◆。
UTはキャロウェイXフォージド。
アイアンはキャロウェイAPEX MB(4I~9I)
長さ:5I:38インチ
アイアンはホンマTR20B(10 I)
ウエッジはアキラ・プロトタイプH-852/H-853。
シャフト:DG EX TI-X
パターはオデッセイ・ホワイトホット2ボールブレード
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B2%A9%E7%94%B0%E5%AF%9B&imageId=281926
パターはオデッセイ・ホワイトホット2ボールブレードを長い間使用しています。
ボールはダンロップ・スリクソンZスターXV。
ボールはダンロップ・スリクソンZスターXVを使用しています。
⇒ダンロップゴルフボールの選び方。「ゼクシオとスリクソン」の種類と特徴。
他の選手のクラブセッティング一覧はこちら
⇒男子ゴルフのクラブセッティングを“メーカー別”に紹介。
岩田寛”契約フリー”のクラブセッティング2019。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B2%A9%E7%94%B0%E5%AF%9B&imageId=237400
岩田寛のクラブセッティングは、2012年から本間ゴルフ一色でした。
ですが、2019年からクラブ契約フリーとなり、アイアンだけはそのまま本間ゴルフ、ウッド系はテーラーメイドに変更しています。
2012年には「命をあずけられる」と本間の技術力を全面信頼していた岩田プロです。
アイアンは本間ゴルフをそのまま使用しているので、本間ゴルフを信頼しながらも少しでも自分に合ったゴルフクラブを選びたいという意志ではないかと思います。
ドライバーはテーラーメイド SIM MAX
長さ:インチ
シャフト:ツアーAD PT-7、(X)
ドライバーは、2019年から試行錯誤しています。
エピック フラッシュ サブゼロ ドライバー等キャロウェイを試した時期もありましたが、テーラーメイドSIM MAXに落ち着いたようですね。
スイングを見ると、思いきり叩く選手ではないので飛距離よりも方向性を重要視しているように見えます。
本人も、飛距離だけを求めるなら本間やプロギアが飛ぶが、つかまりすぎというミスがあり、PINGのドライバーは曲がらないけど曲がらなすぎるというコメントを残しています。
つまり、方向性、飛距離、操作性のバランスを考えた上で結果としてSIM MAXに落ち着いたのでしょう。
SIM MAXは、口コミの評価も非常に高くいです。
- ロースピンで重い球が打てる
- 顔が良く、構えやすい
- 芯を外しても飛距離が落ちない
等のコメントが多いですね。
フェアウェイウッドはテーラーメイド SIM/M2(3W/5W)
長さ:
シャフト:ツアーAD PT-8(X)
ドライバーとのバランスを考慮しているのではないかと思います。
ユーティリティはキャロウェイ Xフォージド
ロフト:21度
シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー130(X)
注目はユーティリティにキャロウェイのXフォージドを使用しているところですね。アイアン型のユーティリティですね。
UTはテーラーメイドで揃えるか、アイアンの本間と揃えるのが良いのではないかと思いますが、よほど信頼しているクラブなのでしょう。
アイアンはホンマ TR20 B(4I~10I)
シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー130
TRはTour Relealseの略で、トッププロからの要望を基に開発されたゴルフクラブということで、基本的にはプロ向きのクラブです。
岩田プロ本人は、全体的に顔が好きだと言っていますが、口コミでも構えやすいという評価が多いですね。
岩田プロは、「感性を大事にする」ゴルファーですから、技術的なところよりも構えやすさを重要視しているように感じます。
職人が作ったしっかりとしたマッスルバックという印象でカッコ良さがあります。
マッスルバックというと、ボールが上がりにくいというイメージがありますが、このアイアンはマッスルバックの中では上がりやすい部類に入るのではないかと思います。
トッププロに向けて作られたアイアンではありますが、ハードルはそこまで高くなく、ある程度の技術があれば、ゴルフ中級者でも使いこなせると思います。
ウエッジはタイトリスト ボーケイデザインSM5/SM8
長さ:
シャフト:NSプロ モーダス3 システム3(X)/ダイナミックゴールドS200(S)
岩田プロのグリーン周りの技術力は、岩田プロの強みでもあり、世界レベルであると言えます。
特にSWにはこだわりがあり、元々谷口徹プロが使用していたウェッジを自分なりにカスタムして使いやすくしたとのことです。
本人もアプローチには自信があり、自身の生命線であると語っています。
グリーン周りのカラーに低弾道でワンクッションさせるアプローチ等、技を持っている選手ですね。
そんな岩田寛プロの愛用のウェッジはタイトリストのボーケイ・デザイン。
見た目の美しさがまず目立ちますが、多くのアプローチの達人たちが使用するボーケイの良さは、感性を伝えやすいクラブであるからではないかと思います。
特にSM8は、“ボールがフェイスに乗る感覚が強く感じられる”という口コミもあり、感性を大事にする岩田寛プロにとっては、手放せないクラブになるのではないでしょうか。
パターはオデッセイ ホワイトホット 2ボール ブレード。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B2%A9%E7%94%B0%E5%AF%9B&imageId=238237
パターはオデッセイ ホワイトホット 2ボール ブレードです。岩田寛は、パターの名手であることでも有名ですね。
パッティングスタイルは、肩のストロークで距離感を合わせるオーソドックスなスタイルですから初心者ゴルファーも参考にしたいパッティングスタイルです。
オデッセイ ホワイトホット 2ボール ブレードは、ネオマレット型パターで肩のストロークで距離感を合わせるタイプの人には、オススメのパターです。
評価も、
- カップに対して真っすぐ構えやすい
- ボールの転がりが良い
などの高評価なコメントが多いです。
岩田寛のゴルフ。
2014年のフジサンケイクラシックで初優勝し米国ツアーに進出しています。
『WGC-HSBCチャンピオンズ』で1打差3位になり、2015年の『全米プロ』では2日目にメジャータイ記録(当時)の63を叩き出している実力者です。
岩田寛のスイング
岩田寛のスイングは一言で言えば、「美しい」スイングですね。特に初心者ゴルファーは、岩田プロのスイングを参考にすると良いかと思います。
岩田プロのスイングの大きな特徴は、腰の回転が鋭く、体全体でスイングをしているという印象があります。
注目すべきは、“右足”トップで右足側に体重が乗り、フィニッシュでは左足にほとんどの体重が移動しています。
トップでしっかりと地べたを掴んでいた右足が、フィニッシュではしっかりと回転し、左足1本で立っているように見えます。
右から左に体重移動ができているので力強いショットができます。
多くのアマチュアゴルファーは、このような右から左への体重移動ができません。
初心者ゴルファーは、“ボールに当てたい”という気持が強いのでどうしても体の回転が止まり、手でボールに当てにいってしまう傾向があります。
これが、所謂手打ちという現象であり、手打ちになるとボールも飛びませんし、フックやスライスなどあらゆるミスがでますので方向性も安定しません。
岩田寛のスイングは、右から左への体重移動という初心者ゴルファーの課題を克服するには最高の手本であると思いますね。
岩田寛のプロフィール。
岩田寛のプロフィール
生年月日:1981年01月31日
出身地:宮城県
身長:177cm
体重:74kg
血液型:O型
出身校:東北福祉大学ゴルフ歴:14歳~ツアープレーヤー転向:2004年
ツアーデビュー戦:2004年06月03日 JCBクラシック仙台
QT受験回数:3回
東北福祉大学時代にビッグタイトルはなかったがプロ入り後は徐々に力をつけて2006年に初シードを獲得しています。
岩田寛のプロ優勝歴
- 2021年(4/29~5/2)愛知県:中日クラウンズ
- 2015年(7/2~7/5) 北海道:長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ
- 2014年(9/4~9/7) 山梨県:フジサンケイクラシック
まとめ。
岩田寛プロ“契約フリー”のクラブセッティングでした。
プロゴルファーにとってクラブ用品契約は、1つの収入にもなりますし、自分に合ったクラブに微調整してもらえる大きなメリットがあります。
このようなメリットをなくしてでも、自分の好きなクラブをセッティングできるクラブ契約フリーにした14本は、おそらく良いクラブなのでしょう。
岩田寛プロのクラブセッティングに共通することは、“構えやすいクラブを入れている”というような印象を受けましたね。
感性を大事にする岩田プロならではのクラブセッティングだと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
現役時代はNHKETVの外部契約として
中嶋常幸プロや藤田寛之プロ、今田竜二プロの男子ゴルフと
森口祐子の「女子プロに学べ」のゴルフ理論を番組化しました。
番組終了後は、ゴルフクラブ販売のライターと一緒に
独自取材でブログ運営しています。